「最近、親がごはんを食べづらそうにしていて…」
「どんな食事なら無理なく食べてもらえるの?」
そんなふうに感じたら、介護食の見直しどきかもしれません。
介護がはじまると、「食事」はとくに気になるポイントのひとつ。
でも、「介護食」と聞くと、難しそう…と感じる方も多いですよね。
今回は、噛む力・飲み込む力にあわせて選べる介護食の4ステップと、ムリなくできる調理のコツをご紹介します。
☘️まずはチェック|その人の“食べる力”を知ろう
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「やわらかければ大丈夫」ではなく、その人に合った固さ・形が大切なんです。
🍚介護食の4ステップと見分け方

介護食は、「食べやすさの段階」にあわせて、大きく4つに分けられます。
① 常食(ふつうのごはん)
- 噛む・飲み込む力がしっかりしている方に
- ご家庭の通常の献立でOK
- 🔸ポイント:硬すぎないものを選ぶ
② 軟菜食(やわらかめのごはん)
- 噛む力が弱ってきた方へ
- 例:やわらかく煮た煮物、かぼちゃ、白身魚
- 🔸ポイント:小さく切って、やさしく火を通す
📝 コツのひとことメモお箸で簡単に切れるくらいが、ちょうどいいやわらかさ。
③ ソフト食(舌でつぶせる)
- 噛まなくても食べられる
- 例:卵豆腐・かぼちゃのムース・ゼリー寄せ
- 🔸ポイント:なめらか&まとまりのある仕上がり
💡 ワンポイントアドバイス
口の中でバラけるとむせやすくなるので、とろみや粘度の調整が大事です!
④ ミキサー食(すりつぶした状態)
- 飲み込む力がかなり落ちた方へ
- 例:とろみをつけたスープ・ポタージュ・すりおろし料理
- 🔸ポイント:見た目や香りも意識して、食欲をキープ!
🧡 やさしいケアのコツ
色どりや器で「おいしそう」に見せるだけでも、食べる意欲がぐっと上がります♪
🍳調理で差が出る!介護食づくりの3つの基本

少しの工夫で、家族の食事と同時につくることも可能です。
🔸1. よく火を通す
- 野菜や肉をやわらかく煮る・蒸す
- 圧力鍋や電子レンジで時短調理も◎
🔸2. 食材は小さめ・細かめに
- 食べやすくすることで噛む・飲み込む負担が減る
- 特に根菜や肉類は工夫が必要
🔸3. とろみを使って飲み込みサポート
- 誤嚥防止にとろみは必須アイテム
- 市販のとろみ剤で簡単に調整できます
⚠️誤嚥サインに気づこう

💬 こんな症状ありませんか?
- 食事中によくむせる
- 声がガラガラになる
- 飲み込んだあとに咳きこむ
これらが増えてきたら、専門家(医師・言語聴覚士)への相談も検討しましょう。
安全に、楽しく食べ続けるために、大切なチェックポイントです。
🌼がんばりすぎなくていい|“その人らしく食べる”をサポート
介護食に正解はありません。
「今日は柔らかめにしようかな」
「このおかずは、ちょっとつぶしてから出してみよう」
そんな小さな気づきと優しさが、介護の食事にはいちばん大切なんです。
🍀まとめ|“おいしく食べる”をあきらめない

食べることは、生きること。
そして、「おいしかった」の一言が、介護する側にも大きな喜びになります。
🕊️ やさしく続けられる介護食を
食べる力にあわせた「食の工夫」で、これからも元気な毎日を。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺
小さなヒントが、あなたとご家族の笑顔につながりますように。
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