「正直、もっと早く使えばよかった…」
介護タクシーを初めて使ったとき、思わずこぼれたのがこの言葉です。
高齢の家族を連れての外出は、体力的にも精神的にも負担が大きく、毎回ぐったり。
ですが、介護タクシーを使ってからその不安が一気に軽くなりました。
この記事では、
✔ 介護タクシーってどんなサービス?
✔ 実際に使ってよかったこと・困ったこと
✔ 利用前に知っておきたい注意点
をお話ししていきます。
介護タクシーとは?ざっくり知っておきたい基礎知識

介護タクシーは、車椅子のまま乗車できるなど、高齢者や体の不自由な方でも移動しやすいように作られたサービスです。
一般のタクシーとは違い、乗降のサポートや院内付き添いなど、介助資格をもつドライバーが対応してくれるのが特徴。
\こんな時に便利!/
✅ 通院やリハビリへの移動
✅ 施設や自宅間の送迎
✅ 介護保険を使った移動支援(条件あり)
実録!介護タクシーを使って感じた3つのメリット

① 車椅子のまま移動できてストレスゼロ
父は要介護2で、外出時は常に車椅子が必要。
以前は車への乗せ降ろしが一苦労で、私の腰も悲鳴を上げていました。
でも介護タクシーなら、スロープやリフト付きでそのまま乗れるので、負担が段違い!
「腰痛がつらい…」と感じている介護者さんは、こちらの記事もご参考に。
👉 介護で腰が限界…体への負担を減らすグッズ&工夫とは?
② 介助のプロがサポートしてくれる安心感
一般タクシーだと、運転手さんが手伝ってくれるとは限りません。
でも、介護タクシーのドライバーさんは介護資格を持っていて、とても慣れた対応をしてくれます。
ちょっとした声かけや笑顔に、利用者本人も安心した様子。
「通院に前向きになった」と家族からも好評です。
③ 介護保険の対象になるケースも
一定条件を満たすと、介護保険で一部費用が軽減されることもあります。
特に通院に関しては、「通院等乗降介助」の介護サービスとしてケアプランに組み込まれることも。
📌 ケアマネージャーさんに「通院がつらい」と相談してみると、保険利用の可能性も見えてきます。
使ってわかった!介護タクシー3つの注意点

⚠ ① 料金は事前確認が必須!
介護タクシーの料金は、
- +距離制(タクシーメーター)
- +介助料や機器利用料(ストレッチャーなど)
- 予約料金など
と、思ったより細かく加算されることも。
事前に問い合わせて見積もりを聞いておくと安心です。
⚠ ② 予約は早めに
「午前の通院でお願いしたい!」と思っても、
人気の時間帯はすぐに埋まってしまいます。
📝 我が家では前週のうちに、介護タクシーの予約を済ませるようにしています。
急ぎの場合に備えて、複数の業者をリストアップしておくと安心です。
⚠ ③ サービス内容は事業者ごとに異なる
院内の付き添いをしてくれるかどうか、
階段の昇降介助はできるかどうかなど、サービス内容は事業者によってまちまち。

「どこまでお願いできるの?」と不安な方は、まずは数社に問い合わせて比較してみましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 介護タクシーは誰でも使えるの?
A1. 原則として介護が必要な方(要介護・要支援認定者など)や身体障害者手帳を持つ方などが対象です。
ただし、地域によっては制限が異なるので、まずは自治体やケアマネージャーに確認してみましょう。
Q2. 介護タクシーは病院以外の場所でも使える?
A2. 可能です。施設への移動や冠婚葬祭、ショッピングなど、私的な外出でも利用できる場合があります。
ただし介護保険は適用外となるケースが多いため、全額自己負担になります。
Q3. 利用時に必要なものは?
A3. 予約時に、
✔ 利用者の情報(要介護度など)
✔ 行き先・時間
✔ 介助が必要な内容
などを伝えるとスムーズです。
初回利用時は医療機関の情報も用意しておくと安心です。
前向きな介護の一歩に

外出のたびに感じていた「不安」や「負担」が、介護タクシーによってずいぶん軽くなりました。
なにより、「また外出したい」と家族が笑顔になったことが一番の喜びでした。
介護をもっとラクにしたいと感じている方へ
👉 親の介護、ひとりで悩まないで。無料で頼れる相談窓口とプロのサポートまとめ
介護は一人で抱え込まなくて大丈夫。
使える制度やサービスをうまく活用して、「がんばらない介護」を一緒に目指していきましょう。
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